「お梅」の版間の差分
編集の要約なし |
|||
(同じ利用者による、間の8版が非表示) | |||
6行目: | 6行目: | ||
# {{rm|14|16|返り咲}}に登場するお梅は、[[小山村]]の[[お竹]]の兄・[[松公]]の妻。<ref>{{rm|14|16|返り咲}}:「小山村のお竹の生家は春の屋と謂ふ。爺サンの名は鶴助、婆サンはお亀、息子の名は松公、女房はお梅と謂ふ」</ref> | # {{rm|14|16|返り咲}}に登場するお梅は、[[小山村]]の[[お竹]]の兄・[[松公]]の妻。<ref>{{rm|14|16|返り咲}}:「小山村のお竹の生家は春の屋と謂ふ。爺サンの名は鶴助、婆サンはお亀、息子の名は松公、女房はお梅と謂ふ」</ref> | ||
# {{rm|20|6|梅花の痣}}に登場するお梅は、[[松鷹彦]]の娘。[[お勝]]の幼名。 →「[[お勝]]」 | # {{rm|20|6|梅花の痣}}に登場するお梅は、[[松鷹彦]]の娘。[[お勝]]の幼名。 →「[[お勝]]」 | ||
# [[第34巻]]・[[第35巻]]に登場するお梅は、[[武野村]]の侠客・[[虎公]]の妹<ref>{{rm|35|2|出陣}}:「娘のお梅に出会し 事情を聞けば武野村 義侠をもつて聞えたる 白波男の虎公が 妹と聞いて立ち留まり」</ref>。[[お愛]] | # [[第34巻]]・[[第35巻]]に登場するお梅は、[[武野村]]の侠客・[[虎公]]の妹<ref>{{rm|35|2|出陣}}:「娘のお梅に出会し 事情を聞けば武野村 義侠をもつて聞えたる 白波男の虎公が 妹と聞いて立ち留まり」</ref>。[[お愛]](虎公の妻)の義理の妹。年齢は15歳<ref>{{rm|34|17|向日峠}}:「今年十五才になつた、お愛の義妹のお梅は」</ref>。[[大蛇の三公]]たちによって、お愛と共に生き埋めにされそうになる。初出:{{rm|34|17|向日峠}}。[[虎公]]の妹と言っても実の妹ではなく、拾われた子である。[[フサの国]]の生まれで、[[お松]]・[[お竹]]という2人の姉がいたが、小さい時に生き別れた。お松は海を渡ってどこか遠い国へ行き、お竹は[[コーカス山]]へ行ったきり行方不明。両親は、[[バラモン教]]の[[鬼雲彦]]に連れて行かれ殺された。お梅は悪者に誘拐され、[[筑紫ケ岳]]の頂上で虎公によって救われ、以後は虎公が自分の妹として面倒を見てくれた<ref>{{rm|35|9|分担}}の[[新公]]や[[お梅]]のセリフによる。</ref>。<ref>[[新公]]が「[[お梅]]の姉は[[お竹]]、お竹の姉は[[お松]]だ。黄泉比良坂の[[桃の実]]になつた[[松竹梅の宣伝使]]の生れ変りだからなア」と言っているが、生まれ変わりというのは冗談であろう。</ref> | ||
# {{rm|70|16|天降里}}に登場するお梅は、[[シグレ町]]の賓民窟の長屋に住む婦人。[[お竹]]と井戸端会議をする。 | # {{rm|70|16|天降里}}に登場するお梅は、[[シグレ町]]の賓民窟の長屋に住む婦人。[[お竹]]と井戸端会議をする。 | ||
なお、{{rm|14|10|牡丹餅}} | なお、{{rm|14|10|牡丹餅}}の[[与太彦]]のセリフ「同じ事ならあのそれ、'''お梅'''サンによそつて貰へば一入、美味いやうな気が致します哩」<ref>御校正本p214,校定版p182,愛世版p176</ref>の「お梅」は、前後の文脈から考えると「[[お竹]]」の誤字ではないかと思われる。 | ||
(2) [[出口澄子]]が15歳の頃に花月という宿屋で働いていた時に、'''お梅'''という名前で呼ばれていた。<ref>『[[幼ながたり]]』「{{obc|B124900c05|3 因果応報ばなし}}」</ref> <ref>『[[大地の母]] | (2) [[出口澄子]]が15歳の頃に花月という宿屋で働いていた時に、'''お梅'''という名前で呼ばれていた。<ref>『[[幼ながたり]]』「{{obc|B124900c05|3 因果応報ばなし}}」</ref> <ref>『[[大地の母]] 第5巻』「{{obc|B138905c04|松竹梅}}」</ref> | ||
(3) [[与助]]と[[オキ]]の娘の梅子のこと。<ref>『[[幼ながたり]]』「{{obc|B124900c10|8 幼なき姉妹}}」:「私の家のすぐ下に与助さんという家があり、そのころ与助さんは亡くなっておられ、オキさんという後家さんとお梅さんというろうあの娘が残っていました」</ref> <ref>『[[大地の母]] | (3) [[与助]]と[[オキ]]の娘の梅子のこと。<ref>『[[幼ながたり]]』「{{obc|B124900c10|8 幼なき姉妹}}」:「私の家のすぐ下に与助さんという家があり、そのころ与助さんは亡くなっておられ、オキさんという後家さんとお梅さんというろうあの娘が残っていました」</ref> <ref>『[[大地の母]] 第4巻』「{{obc|B138904c01|幼い日日}}」</ref> | ||
== 脚注 == | == 脚注 == | ||
19行目: | 19行目: | ||
{{デフォルトソート:おうめ}} | {{デフォルトソート:おうめ}} | ||
[[Category:人物]] | |||
[[Category:霊界物語の人物]] | [[Category:霊界物語の人物]] |
2022年9月25日 (日) 13:14時点における最新版
お梅(おうめ)は、
(1) 霊界物語に登場する人物。5人いる。
- 第11巻に登場するお梅は、梅ケ香姫のこと。 →「松竹梅の宣伝使」
- 第14巻第16章「返り咲」#に登場するお梅は、小山村のお竹の兄・松公の妻。[1]
- 第20巻第6章「梅花の痣」#に登場するお梅は、松鷹彦の娘。お勝の幼名。 →「お勝」
- 第34巻・第35巻に登場するお梅は、武野村の侠客・虎公の妹[2]。お愛(虎公の妻)の義理の妹。年齢は15歳[3]。大蛇の三公たちによって、お愛と共に生き埋めにされそうになる。初出:第34巻第17章「向日峠」#。虎公の妹と言っても実の妹ではなく、拾われた子である。フサの国の生まれで、お松・お竹という2人の姉がいたが、小さい時に生き別れた。お松は海を渡ってどこか遠い国へ行き、お竹はコーカス山へ行ったきり行方不明。両親は、バラモン教の鬼雲彦に連れて行かれ殺された。お梅は悪者に誘拐され、筑紫ケ岳の頂上で虎公によって救われ、以後は虎公が自分の妹として面倒を見てくれた[4]。[5]
- 第70巻第16章「天降里」#に登場するお梅は、シグレ町の賓民窟の長屋に住む婦人。お竹と井戸端会議をする。
なお、第14巻第10章「牡丹餅」#の与太彦のセリフ「同じ事ならあのそれ、お梅サンによそつて貰へば一入、美味いやうな気が致します哩」[6]の「お梅」は、前後の文脈から考えると「お竹」の誤字ではないかと思われる。
(2) 出口澄子が15歳の頃に花月という宿屋で働いていた時に、お梅という名前で呼ばれていた。[7] [8]
脚注
- ↑ 第14巻第16章「返り咲」#:「小山村のお竹の生家は春の屋と謂ふ。爺サンの名は鶴助、婆サンはお亀、息子の名は松公、女房はお梅と謂ふ」
- ↑ 第35巻第2章「出陣」#:「娘のお梅に出会し 事情を聞けば武野村 義侠をもつて聞えたる 白波男の虎公が 妹と聞いて立ち留まり」
- ↑ 第34巻第17章「向日峠」#:「今年十五才になつた、お愛の義妹のお梅は」
- ↑ 第35巻第9章「分担」#の新公やお梅のセリフによる。
- ↑ 新公が「お梅の姉はお竹、お竹の姉はお松だ。黄泉比良坂の桃の実になつた松竹梅の宣伝使の生れ変りだからなア」と言っているが、生まれ変わりというのは冗談であろう。
- ↑ 御校正本p214,校定版p182,愛世版p176
- ↑ 『幼ながたり』「3 因果応報ばなし#」
- ↑ 『大地の母 第5巻』「松竹梅#」
- ↑ 『幼ながたり』「8 幼なき姉妹#」:「私の家のすぐ下に与助さんという家があり、そのころ与助さんは亡くなっておられ、オキさんという後家さんとお梅さんというろうあの娘が残っていました」
- ↑ 『大地の母 第4巻』「幼い日日#」