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'''黄金山'''(おうごんざん)は、[[霊界物語]]に登場する山。[[聖地エルサレム]]の傍らに聳え立つ[[橄欖山]]の別名<ref>{{rm|6|34|三大教}}:「黄金山は聖地ヱルサレムの傍に聳え立つ橄欖山の別名なり」、{{rm|12|1|正神邪霊}}:「エルサレムの旧都に在る橄欖山(一名黄金山)下に」</ref>。[[三五教]]の発祥の地。本拠地{{rm|39|1}} | '''黄金山'''(おうごんざん)は、[[霊界物語]]に登場する山。[[聖地エルサレム]]の傍らに聳え立つ[[橄欖山]]の別名<ref>{{rm|6|34|三大教}}:「黄金山は聖地ヱルサレムの傍に聳え立つ橄欖山の別名なり」、{{rm|12|1|正神邪霊}}:「エルサレムの旧都に在る橄欖山(一名黄金山)下に」</ref>。[[三五教]]の発祥の地。本拠地<ref>{{rm|39|1}}:「三五教の本拠たる黄金山」</ref>。 | ||
主に第1~5巻と第64巻上下では「[[橄欖山]]」、それ以外では「黄金山」と呼ばれている。 | 主に第1~5巻と第64巻上下では「[[橄欖山]]」、それ以外では「黄金山」と呼ばれている。 | ||
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* 初出:{{rm|6|27|神生み}} | * 初出:{{rm|6|27|神生み}} | ||
* [[国祖隠退]]後の[[聖地エルサレム]]は、信仰が廃れ、[[八王大神常世彦]]は申し訳的に小さい宮を橄欖山の頂上に建設し、年に一回の祭典を行うのみとなった。<ref>{{rm|5|1|栄華の夢}}</ref> | * [[国祖隠退]]後の[[聖地エルサレム]]は、信仰が廃れ、[[八王大神常世彦]]は申し訳的に小さい宮を橄欖山の頂上に建設し、年に一回の祭典を行うのみとなった。<ref>{{rm|5|1|栄華の夢}}</ref> | ||
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* 黄金山は[[三五教]]の発祥の地として扱われ、「綾部の大本」というのと同じように「黄金山の三五教」と呼ばれている。<ref>例 {{rm|7|7}}:「此は黄金山の三五教を天下に宣伝する」、他</ref> | * 黄金山は[[三五教]]の発祥の地として扱われ、「綾部の大本」というのと同じように「黄金山の三五教」と呼ばれている。<ref>例 {{rm|7|7}}:「此は黄金山の三五教を天下に宣伝する」、他</ref> | ||
* [[第64巻]]上下で橄欖山は重要な舞台として何度も出て来る。 | * [[第64巻]]上下で橄欖山は重要な舞台として何度も出て来る。 | ||
== 現実の黄金山 / 橄欖という名の由来 == | == 現実の黄金山 / 橄欖という名の由来 == | ||
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オリーブと橄欖は別の植物であるが、見かけや利用法(種子から油を採る)が似ているため、明治初期にオリーブが橄欖と誤って訳され、オリーブ山が橄欖山と呼ばれるようになった。 | オリーブと橄欖は別の植物であるが、見かけや利用法(種子から油を採る)が似ているため、明治初期にオリーブが橄欖と誤って訳され、オリーブ山が橄欖山と呼ばれるようになった。 | ||
大本においては山桃が橄欖と呼ばれる場合がある。エルサレムのオリーブ山は綾部の[[本宮山]] | 大本においては山桃が橄欖と呼ばれる場合がある。エルサレムのオリーブ山は綾部の[[本宮山]]に相応し、本宮山には山桃が沢山生えていたため、オリーブ→橄欖→山桃になったと思われる。たとえば次の王仁三郎の歌に詠まれている橄欖樹はオリーブでもなければカンランでもなく、山桃である。 | ||
* 「'''橄欖樹'''(かんらんじゅ)ところどころに生ひにけり 鶴山神の御手にかへりて」〔{{rm09|72|8801|余白歌}}〕 | |||
* 「'''橄欖樹'''常磐木(ときはぎ)しげる円山(まるやま)は日の神います第一天国」〔『愛善の道』〕 | |||
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* 「椢は国の木とかいて、亜細亜の国々のどこにもある木である。橄欖山には橄欖と椢とが沢山ある」〔{{kgm|172|椢}}〕 | * 「椢は国の木とかいて、亜細亜の国々のどこにもある木である。橄欖山には橄欖と椢とが沢山ある」〔{{kgm|172|椢}}〕 | ||
* 「橄欖山は橄欖樹があるからである」〔新月の光0629「萩、さつき、山吹、桜、橄欖樹と橄欖山」〕 | * 「橄欖山は橄欖樹があるからである」〔新月の光0629「萩、さつき、山吹、桜、橄欖樹と橄欖山」〕 | ||
== 最奥天国の黄金山 == | |||
王仁三郎は二回目の[[高熊山修行]]の際、[[国常立尊|国常立の神]]と[[稚姫君命]]に導かれ、[[最奥天国]]の'''黄金山'''に登り、「十字の宮」(長生殿)に入った。その時の様子を詠んだ歌が歌集『[[霧の海]]」に収録されている。→「[[長生殿 (旧)#最奥天国の長生殿]]」を参照 | |||
== 脚注 == | == 脚注 == |
2018年11月9日 (金) 15:10時点における最新版
黄金山(おうごんざん)は、霊界物語に登場する山。聖地エルサレムの傍らに聳え立つ橄欖山の別名[1]。三五教の発祥の地。本拠地[2]。
主に第1~5巻と第64巻上下では「橄欖山」、それ以外では「黄金山」と呼ばれている。
概要
- 初出:[[{{#switch:6
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- 国祖隠退後の聖地エルサレムは、信仰が廃れ、八王大神常世彦は申し訳的に小さい宮を橄欖山の頂上に建設し、年に一回の祭典を行うのみとなった。[3]
- 黄金山麓に埴安彦神が現れて五大教を開き、霊鷲山麓で三葉彦神が開いた三大教と統一して三五教と改称する。[4]
- 黄金山は三五教の発祥の地として扱われ、「綾部の大本」というのと同じように「黄金山の三五教」と呼ばれている。[5]
- 第64巻上下で橄欖山は重要な舞台として何度も出て来る。
現実の黄金山 / 橄欖という名の由来
現実の橄欖山は、エルサレム旧市街の東にあるオリーブ山である。標高825mだがエルサレムの街自体が標高700mくらいの高地にあるため、麓からの高さはわずか数十メートルの小高い丘のような感じの山である。
昔からオリーブ畑になっていたため、オリーブ山と呼ばれるようになった。
旧約聖書や新約聖書にたびたび出て来る。キリスト教ではイエス・キリストが再臨する場所とされる重要な山である。
オリーブと橄欖は別の植物であるが、見かけや利用法(種子から油を採る)が似ているため、明治初期にオリーブが橄欖と誤って訳され、オリーブ山が橄欖山と呼ばれるようになった。
大本においては山桃が橄欖と呼ばれる場合がある。エルサレムのオリーブ山は綾部の本宮山に相応し、本宮山には山桃が沢山生えていたため、オリーブ→橄欖→山桃になったと思われる。たとえば次の王仁三郎の歌に詠まれている橄欖樹はオリーブでもなければカンランでもなく、山桃である。
- 「橄欖樹(かんらんじゅ)ところどころに生ひにけり 鶴山神の御手にかへりて」〔[[{{#switch:72
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- 「橄欖樹常磐木(ときはぎ)しげる円山(まるやま)は日の神います第一天国」〔『愛善の道』〕
綾部の本宮山の別名
本宮山や四尾山が「橄欖山」と呼ばれることがごくたまにある。たとえば次の文中の「橄欖山」は本宮山か四尾山のことだと思われる。
- 「椢は国の木とかいて、亜細亜の国々のどこにもある木である。橄欖山には橄欖と椢とが沢山ある」〔[[{{#ifexpr:172 < 250
|水鏡 |{{#ifexpr:172 < 462 |月鏡|玉鏡}} }}]]{{#if:椢 |「椢」 }}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}|&mka={{#if:|{{{3}}} }} }}{{#if:{{#if:|{{{4}}} }} |-{{#if:|{{{4}}} }} }}{{#if:{{#if:|{{{3}}} }}|#{{#if:|{{{3}}} }} }} #〕
- 「橄欖山は橄欖樹があるからである」〔新月の光0629「萩、さつき、山吹、桜、橄欖樹と橄欖山」〕
最奥天国の黄金山
王仁三郎は二回目の高熊山修行の際、国常立の神と稚姫君命に導かれ、最奥天国の黄金山に登り、「十字の宮」(長生殿)に入った。その時の様子を詠んだ歌が歌集『霧の海」に収録されている。→「長生殿 (旧)#最奥天国の長生殿」を参照
脚注
- ↑ [[{{#switch:6 |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第6巻 }}第34章]]{{#if:三大教|「三大教」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z34|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=034|#default=34 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #:「黄金山は聖地ヱルサレムの傍に聳え立つ橄欖山の別名なり」、[[{{#switch:12 |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第12巻 }}第1章]]{{#if:正神邪霊|「正神邪霊」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z1|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=01|#default=1 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #:「エルサレムの旧都に在る橄欖山(一名黄金山)下に」
- ↑ [[{{#switch:39 |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第39巻 }}第1章]]{{#if:|「[[]]」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z1|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=01|#default=1 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #:「三五教の本拠たる黄金山」
- ↑ [[{{#switch:5 |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第5巻 }}第1章]]{{#if:栄華の夢|「栄華の夢」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z1|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=01|#default=1 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #
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- ↑ 例 [[{{#switch:7 |64a=第64巻上 |64b=第64巻下 |nm=入蒙記 |第7巻 }}第7章]]{{#if:|「[[]]」}}{{#if:|頁}}{{#if:|/ }}{{#if:|- }}}}{{#switch:z7|z1|z2|z3|z4|z5|z6|z7|z8|z9=07|#default=7 }}{{#if:{{#if:| }}|&mka={{#if:| }} }}{{#if:{{#if: | }} |-{{#if: | }} }}{{#if:{{#if:| }}|#{{#if:| }} }} #:「此は黄金山の三五教を天下に宣伝する」、他
関連項目
外部リンク
- <wp>オリーブ山</wp>
- <wp>オリーブ</wp> …モクセイ科の常緑高木
- <wp>カンラン (カンラン科)</wp> …カンラン科の常緑高木
- <wp>山桃</wp> …ヤマモモ科の常緑樹