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西光館(せいこうかん)は、天恩郷内の建物で、愛善苑道場兼事務所として建てられた。
本項では便宜上、「東光館」も併せて解説する。
昭和21年(1946年)12月8日に瑞祥館及び愛善苑道場兼事務所の完成式が行われた。[1]
昭和22年12月3日に新事務所が完成し、事務所機能はそちらへ移転した。[2]
昭和25年8月25日に、信徒集会所・宿舎・食堂の施設として東光館(木造二階建、延263.9坪)が完成し、両館は渡り廊下でつながれた。道場と宣霊社は東光館に移され、旧道場は出口澄子(当時は大本愛善苑苑主)により「西光館」と命名された。当時は物資難の時代だったため、両館とも他の建物を買収して移築したものである。[1] [3]
昭和29年(1954年)11月、第二回世界連邦アジア会議が日本で開かれたが、最後の会場として大本の天恩郷が選ばれ、11月13日、東光館で会議が開かれている。[4]
昭和36年(1961年)~37年の大本会館建設に伴い、東光館は解体して綾部へ移築し、松香館別館となった。西光館は臨時食堂として東光苑広場に移され、西光館跡には瑞月舎が移築された。[5]