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出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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'''高砂島'''(たかさごじま)(高砂洲)は、霊界物語に登場する島である。南米大陸、また、台湾島に相応する。また第64巻上では日本の代名詞として使われている<ref>64巻下では高砂島ではなく「日の出島」が使われている。</ref>。
'''高砂島'''(たかさごじま)は、[[霊界物語]]に登場する島。複数ある。


南米にある国として、次の5つの国が出てくる。
# 太古の台湾のこと。 →「[[台湾島]]」を見よ
*[[テルの国]](チリ)
# 太古の南米大陸のこと。(本項で解説)
*[[ウヅの国]](アルゼンチン)
# 太古の日本のこと。特に[[第64巻上]]第1~10章で日本が高砂島と呼ばれている<ref>[[第64巻上]]第11章以降、及び[[第64巻下]]では高砂島という言葉は使われておらず、日本は「[[日出島]]」と呼ばれている。</ref>。【用例】「何処ともなしに凛々しい東洋人らしき宣伝使は、高砂島から派遣されて数十日間の海洋を渡り(略)[[ブラバーサ]]と云ふ紳士なり」<ref>{{rm|64a|2|宣伝使}}</ref>
*[[ヒルの国]](ペルー)
*[[ハルの国]](ブラジル)
*[[カルの国]](コロンビア)


本項では南米大陸としての高砂島について解説する。
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南米が舞台となるのは主に次の3ヶ所である。
== 概要 ==
;第8巻~第9巻第26章
* 表記ゆれ:高砂の島、高砂洲 <ref>使用回数は、高砂島229回、高砂の島20回(島と嶋を問わず)、高砂洲1回、高砂の洲0回</ref>
:8巻は[[日の出神]]の弟子たちによる南米宣伝の旅。各地で守護職が決まって行く。9巻は[[松竹梅の宣伝使]]の旅。27章以降は中米・[[間の国]](パナマ)が舞台。
* 初出:{{rm|6|25|金勝要大神}}(高砂の島)
;第28巻19章~第34巻第16章
:[[高姫]]を先頭に、大勢の宣伝使たちが南米で活動。最終的にアマゾンで[[モールバンド]]・[[エルバンド]]を言向け和して、帰国する。
;第69巻
:[[ウヅの国]]が主な舞台。ウヅとヒルで若者が立ち上がり政治改革を実行する。


== 高砂島にある国 ==
* [[巴留の国]]:ブラジルに相応。
* [[ウヅの国]]:アルゼンチンに相応。
* [[ヒルの国]]:ペルーに相応。
* [[テルの国]]:チリに相応。
* [[カルの国]]:コロンビアに相応。


台湾島が舞台となるのは主に次の3ヶ所である。
この他に、高砂島と常世国の間に「[[間の国]]」(パナマに相応)がある。<ref>{{rm|9|27|月光照梅}}:「高砂島と常世国 陸地と陸地、海と海 つなぐはざまの地峡国」</ref>
;第2巻第7章
 
:[[稚桜姫命]]は[[大八洲彦命]]らと共に高砂島(台湾)に渡り、島の神々から[[五個の神玉]]を受け取る。
== 国名の表記について ==
;第3巻第3~4章
高砂島にある各国の国名及び首都名は、漢字表記とカタカナ表記に大別されるが、その使用回数などを考慮して、代表表記を次のように、巴留だけ漢字で、それ以外はカタカナ表記とする。
:[[十二の山]]の一つ、[[新高山]]でのエピソード。八王神・[[花森彦]]に、八頭神・[[高国別]]が敵意を抱く。
 
;第28巻第1~18章
{| class="wikitable"
:[[日楯]][[月鉾]]の兄弟が、暴政を布く[[サアルボース]][[ホーロケース]]兄弟から台湾を救うために活躍する。
|-
! 代表表記
! 使用回数
|-
! 巴留の国
| 巴留の国38回、ハルの国18回
|-
! ウヅの国
| ウヅの国39回、珍の国95回、宇都の国10回、うづの国1回
|-
! ヒルの国
| ヒルの国61回、秘露の国12回
|-
! テルの国
| テルの国52回、智利の国29回、照の国2回
|-
! カルの国
| カルの国20回
|}
 
{| class="wikitable"
|-
! 代表表記
! 使用回数
|-
! 巴留の都
| 巴留の都25回、ハルの都0回
|-
! ウヅの都
| ウヅの都56回、珍の都102回、貴の都12回、宇都の都1回、宇津の都0回、珍の国の都1回
|-
! ヒルの都
| ヒルの都67回、秘露の都9回、ヒルの国の都1回
|-
! テルの都
| テルの都9回、智利の都13回
|-
! カルの都
| カルの都2回
|}
 
ウヅは国名・首都名とも漢字表記の方がカタカナ表記よりはるかに多いが、[[珍の国]]・[[珍の都]]には別の意味(貴く尊厳な国・都という意味)もあるため、カタカナ表記のウヅの国・ウヅの都を採用する。
 
テルは、国名はカタカナ、首都名は漢字の方が多いが、トータルではカタカナ61回、漢字41回でカタカナの方が多い。国名をカタカナ表記、首都名を漢字表記にすると混乱するため、カタカナ表記に統一する。
 
== 主なエピソード ==
高砂島は次の3ヶ所で舞台となる。
* (1) 第8~9巻
* (2) 第29~32巻
* (3) 第69巻
 
=== (1) 第8~9巻 ===
[[第8巻]]第5~10章、第13~38章、[[第9巻]]第6章末~第26章で舞台となる。
 
* [[清彦]]、[[猿世彦]]、[[駒山彦]]の三人は[[テルの港]]で[[朝日丸]]を降りて高砂島に上陸した。船上で[[日の出神]]から仮日の出神<ref>{{rm|8|13|修羅場}}に「仮の日の出神」「仮日の出神」という表現が出る。</ref>に指名された清彦は、山の奥で大火光となって[[テルの都]]を指して飛んで行ってしまった。〔{{rm|8|5|三人世の元}}~{{rms|8|7|蛸入道}}〕
* 残された猿世彦と駒山彦は、それぞれ南と北に別れて宣伝の旅に出る。南へ向かった猿世彦は[[蛸取村]]で漁師たちに尊敬され、[[アリナの滝]]の[[鏡の池]]に庵を結び、[[狭依彦]]と名を改めて、[[三五教]]を宣伝することとなった。→詳細は「[[狭依彦]]」「[[蛸取村]]」「[[鏡の池]]」を見よ 〔{{rm|8|7|蛸入道}}~{{rms|8|10|仮名手本}}〕
* [[清彦]]は[[テルの国]]を後にして[[ヒルの国]]に進み、ヒルの都で三五教の宣伝に努めた。[[日の出神]]と再会し、[[紅葉彦命]]と名を賜い、ヒルの国の守護職となった。→詳細は「清彦」「ヒルの都」を見よ 〔{{rm|8|13|修羅場}}~{{rms|8|14|秘露の邂逅}}〕
* [[淤縢山津見]](旧名・醜国別)と[[蚊々虎]]は[[ハルの国]]で宣伝を行い、[[原山津見]](高彦)を守護職とする。→詳細は「[[ハルの国]]」を見よ 〔{{rm|8|15|ブラジル峠}}~{{rms|29|原山祇}}〕
* [[正鹿山津見]](旧名・桃上彦)は[[ウヅの国]]の守護職となり、[[五月姫]]と結婚した。正鹿山津見の三人の娘([[松代姫]]、[[竹野姫]]、[[梅ケ香姫]])が[[エルサレム]]からやって来て再会する。→詳細は「[[ウヅの国]]」を見よ 〔{{rm|8|30|珍山峠}}~{{rms|8|38|華燭の典}}〕
* (続く第9巻第1~9章は時間を溯り、松竹梅の三人が父に会うためエルサレムを旅立ち[[ウヅの都]]に至る道中でのエピソードである。第6章末で船が高砂島に着き、第9章で父と再会して第8巻第38章の話に戻る。)
* [[松竹梅の宣伝使|松竹梅]]と従者の[[照彦]]の四人が乗った[[三笠丸]]はテルの港に到着した。船中で、父([[桃上彦]]=[[正鹿山津見]])が槍に刺され砂漠に埋められてしまったという噂話を耳にして松竹梅は悲嘆に暮れるが、[[大蛇彦]](実は[[木花姫命]]の化身)という男が現れ、桃上彦は生きていて[[ウヅの国]]の守護職になっていると話す。大蛇彦の案内で四人は正鹿山津見の館まで行き、無事に父と再会を遂げる。〔{{rm|9|6|刹那信心}}章末~{{rms|9|11|蓬莱山}}〕
* 松竹姫の三人は、[[淤縢山津見]]について、宣伝の旅に出ることにした。[[珍山彦]]、[[駒山彦]]、[[照彦]]も加えて七人で[[常世国]]へ向かって旅立つ。[[テル山峠]]を東に下り、[[テルの国]]の里の近くまで来たところで、一行の足は一歩も進むことが出来なくなってしまった。森林の中から淤縢山津見、駒山彦、照彦を呼ぶ声が響いてきて、三人は森の中へ入ってしまう。後に残された珍山彦と松竹梅の四人は[[ハラの港]]へ進んで行った。一方、森へ入って行った三人は、照彦に[[月照彦神]]が神懸かり、淤縢山津見に一人で[[カルの国]]へ進めと命じる。また駒山彦には百日の断食の行を命じる。駒山彦は[[羽山津見]]と名を改め、また照彦は[[戸山津見司]]となる。〔{{rm|9|12|鹿島立}}~{{rms|9|17|甦生}}〕
* 珍山彦と松竹梅の四人は、ハラの港で[[アタル丸]]に乗る。船中で[[虎公]]・[[熊公]]と出会うが、虎公は[[三笠丸]]で、桃上彦が死んだという嘘を教えて松竹梅からお金を騙し取った男だった。松代姫が、改心を促す歌を歌うと、虎公は悔悟した。熊公に大蛇彦命が懸かり改心を促す説示をすると、虎公は罪に苦しみ、海に身を投げてしまう。助けようと熊公も海に飛び込んだ。二人は[[大きな亀]](琴平別神)に助けられ、アタル丸が[[アタルの港]]に着くと、二人は波止場に立っていた。虎公と熊公は[[高照山]]で禊をして[[カルの国]]を宣伝することとなり、珍山彦と松竹梅は北へ向かって行った。〔{{rm|9|18|初陣}}~{{rms|9|22|晩夏の風}}〕
* [[虎公]](志芸山津見)と[[熊公]]は[[高照山]]の岩窟で、[[八岐大蛇]]と名乗る岩窟の神を改心させようと挑戦するが、実はそれは八岐大蛇ではなく[[大蛇彦命]](木花姫命の化身)だった。岩窟の神は宣伝使としての心構えを二人に教える。岩窟の神は熊公に、これからは志芸山津見を頼らずに自力で宣伝するようにと諭し、熊公と[[鹿公]]の二人を西の岩窟に移動させた。そして二人に説教し三五の教えを二人に授ける。三人は手分けをして三五教を宣伝した。〔{{rm|9|23|高照山}}~{{rms|9|26|巴の舞}}〕
* (第9巻第27章以降は、[[間の国]]での[[松竹梅の宣伝使]]のエピソードとなる)
 
=== (2) 第29~32巻 ===
 
第28巻第22章(最終章)から第33巻第16章まで、高砂島が舞台となる。
 
次の4つのグループが高砂島に上陸し、ドラマを展開して行く。最終的にはアマゾンの森で魔神[[モールバンド]]と[[エルバンド]]を言向け和して、高砂島の御神業が終了する。
 
* 鷹依姫一行([[鷹依姫]]、[[竜国別]]、[[テーリスタン]]、[[カーリンス]])
* 高姫一行([[高姫]]、[[常彦]]、[[春彦]])
* [[言依別命]]・[[国依別]]
* [[末子姫]]・[[捨子姫]]
 
;第28巻第22章
:高姫は高砂島に上陸する。 →詳細は「[[第28巻]]」を見よ
;第29巻
:鷹依姫と高姫が改心し、アマゾンの大森林へ向かう。 →詳細は「[[第29巻]]」を見よ
;第30巻
:末子姫がウヅの国の女王となる。また言依別命と国依別が、[[日暮シ山]][[ウラル教]]を言向け和しに向かう。 →詳細は「[[第30巻]]」を見よ
;第31巻
:国依別がヒルの都で大地震を鎮める。また日暮シ山のウラル教の教主[[ブール]]を言向け和す。 →詳細は「[[第31巻]]」を見よ
;第32巻
:アマゾンの森に18人の宣伝使が集まり、魔神モールバンドとエルバンドを言向け和す。 →詳細は「[[第32巻]]」を見よ
;第33巻第1~16章
:ウヅの都で、[[神素盞嗚大神]]が臨席し、国依別と末子姫の結婚式が行われる。 →詳細は「[[第33巻]]」を見よ
 
(第33巻第17章で高姫・鷹依姫たちは日本に帰国する)
 
=== (3) 第69巻 ===
[[ウヅの国]][[ヒルの国]]で若者が立ち上がり政治改革が行われる。 →詳細は「[[第69巻]]」を見よ


== 脚注 ==
== 脚注 ==
<references/>
<references/>


[[Category:霊界物語の島|たかさごじま]]
== 関連項目 ==
* [[高砂]]:高砂がつく項目一覧。
 
== 外部リンク ==
* <wp>南アメリカ大陸</wp>
* <wp>南アメリカ</wp>
 
{{デフォルトソート:たかさこしま}}
[[Category:霊界物語の島]]

2020年4月6日 (月) 00:01時点における最新版

高砂島(たかさごじま)は、霊界物語に登場する島。複数ある。

  1. 太古の台湾のこと。 →「台湾島」を見よ
  2. 太古の南米大陸のこと。(本項で解説)
  3. 太古の日本のこと。特に第64巻上第1~10章で日本が高砂島と呼ばれている[1]。【用例】「何処ともなしに凛々しい東洋人らしき宣伝使は、高砂島から派遣されて数十日間の海洋を渡り(略)ブラバーサと云ふ紳士なり」[2]

本項では南米大陸としての高砂島について解説する。


概要

高砂島にある国

この他に、高砂島と常世国の間に「間の国」(パナマに相応)がある。[4]

国名の表記について

高砂島にある各国の国名及び首都名は、漢字表記とカタカナ表記に大別されるが、その使用回数などを考慮して、代表表記を次のように、巴留だけ漢字で、それ以外はカタカナ表記とする。

代表表記 使用回数
巴留の国 巴留の国38回、ハルの国18回
ウヅの国 ウヅの国39回、珍の国95回、宇都の国10回、うづの国1回
ヒルの国 ヒルの国61回、秘露の国12回
テルの国 テルの国52回、智利の国29回、照の国2回
カルの国 カルの国20回
代表表記 使用回数
巴留の都 巴留の都25回、ハルの都0回
ウヅの都 ウヅの都56回、珍の都102回、貴の都12回、宇都の都1回、宇津の都0回、珍の国の都1回
ヒルの都 ヒルの都67回、秘露の都9回、ヒルの国の都1回
テルの都 テルの都9回、智利の都13回
カルの都 カルの都2回

ウヅは国名・首都名とも漢字表記の方がカタカナ表記よりはるかに多いが、珍の国珍の都には別の意味(貴く尊厳な国・都という意味)もあるため、カタカナ表記のウヅの国・ウヅの都を採用する。

テルは、国名はカタカナ、首都名は漢字の方が多いが、トータルではカタカナ61回、漢字41回でカタカナの方が多い。国名をカタカナ表記、首都名を漢字表記にすると混乱するため、カタカナ表記に統一する。

主なエピソード

高砂島は次の3ヶ所で舞台となる。

  • (1) 第8~9巻
  • (2) 第29~32巻
  • (3) 第69巻

(1) 第8~9巻

第8巻第5~10章、第13~38章、第9巻第6章末~第26章で舞台となる。

(2) 第29~32巻

第28巻第22章(最終章)から第33巻第16章まで、高砂島が舞台となる。

次の4つのグループが高砂島に上陸し、ドラマを展開して行く。最終的にはアマゾンの森で魔神モールバンドエルバンドを言向け和して、高砂島の御神業が終了する。

第28巻第22章
高姫は高砂島に上陸する。 →詳細は「第28巻」を見よ
第29巻
鷹依姫と高姫が改心し、アマゾンの大森林へ向かう。 →詳細は「第29巻」を見よ
第30巻
末子姫がウヅの国の女王となる。また言依別命と国依別が、日暮シ山ウラル教を言向け和しに向かう。 →詳細は「第30巻」を見よ
第31巻
国依別がヒルの都で大地震を鎮める。また日暮シ山のウラル教の教主ブールを言向け和す。 →詳細は「第31巻」を見よ
第32巻
アマゾンの森に18人の宣伝使が集まり、魔神モールバンドとエルバンドを言向け和す。 →詳細は「第32巻」を見よ
第33巻第1~16章
ウヅの都で、神素盞嗚大神が臨席し、国依別と末子姫の結婚式が行われる。 →詳細は「第33巻」を見よ

(第33巻第17章で高姫・鷹依姫たちは日本に帰国する)

(3) 第69巻

ウヅの国ヒルの国で若者が立ち上がり政治改革が行われる。 →詳細は「第69巻」を見よ

脚注

  1. 第64巻上第11章以降、及び第64巻下では高砂島という言葉は使われておらず、日本は「日出島」と呼ばれている。
  2. 第64巻上第2章宣伝使#
  3. 使用回数は、高砂島229回、高砂の島20回(島と嶋を問わず)、高砂洲1回、高砂の洲0回
  4. 第9巻第27章月光照梅#:「高砂島と常世国 陸地と陸地、海と海 つなぐはざまの地峡国」
  5. 第8巻第13章修羅場#に「仮の日の出神」「仮日の出神」という表現が出る。

関連項目

  • 高砂:高砂がつく項目一覧。

外部リンク

  • <wp>南アメリカ大陸</wp>
  • <wp>南アメリカ</wp>